多度津オリーブへの想い

農事組合法人 たどつオリーブ生産組合 宮脇 俊彰さん

「人の命を守る仕事だと
思っています」

農事組合法人 たどつオリーブ生産組合宮脇 俊彰さん

中学を卒業してすぐに神戸にある関西鉄道学校に入学しました。卒業後は地元に帰り、JR多度津工場で64歳までエンジンの組立や車両の部品調達、車両の試運転などに関わってきました。体調を壊したこともあり早期退職した際に、知り合いから誘われたのが蒼のダイヤとの出会いでした。
現在は10月から11月の収穫時期は搾油担当として、それ以外は草刈りやオリーブオイルを瓶に詰めたり、ラベルを貼る作業などを担当しています。
現在の搾油機は2代目になるのですが今回もイタリア製でマニュアルも十分でない為、最初は操作が大変でしたがJRでの経験のおかげで今は指導が出来るほどになりました。
オリーブの種は非常に硬く、搾油時によく詰まることがあります。現在は経験上どこで詰まっているかが分かるようになりましたが、最初の頃は機械が止まってしまい焦ることが何度もありました。収穫したその日のうちに搾油しなければいけないからです。
オリーブは100kgの実で約7%〜8%の量しかオイルを取ることが出来ません。搾油作業は生産者の方が1年かけて大切に育てたオリーブを商品にする非常に責任ある仕事です。もちろんですが、衛生面にも気をつけています。搾油工場に一般の方が入ることはもちろん出来ませんし、私たちが入室する際には指定の場所で靴を履き替え、作業服に着替え、手も消毒し、ヘアネットも被ります。また、搾油後は搾油機の清掃を毎日丁寧に行います。この作業も蒼のダイヤのクオリティを守るために大切なものだと考えています。
これまでJR工場で働いていた際は乗客の皆様の命を守ることを使命として働いてきましたが、今も同じ想いです。お客様が安心して、蒼のダイヤのエキストラバージンオリーブオイルをご利用いただき、健康でいられることを願っています。
今はまだ体力がありますが、1日で最大1t近くのオリーブを搾油機に入れる作業が少しづつキツくなってきました(笑)今後はこれまで培ってきた経験や知識を伝える後継者の育成にも力を入れていきたいと考えています。

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