多度津オリーブへの想い

農事組合法人 たどつオリーブ生産組合 秋山 誠一さん

「オリーブ栽培を通じて得た
繋がりと成長。」

農事組合法人 たどつオリーブ生産組合秋山 誠一さん

もともとこの地でブドウ農家を営んでいたのですが、父が病気になり農作業を行うものがいなくなってしまいました。その為、畑を一部廃園にしたり地元の方にお貸ししたりしていたのですが、残念ながら借り手も高齢化してゆき返還されることがほとんどでずっと荒廃地状態になっていました。
私は最初メーカーの営業職として勤務していましたが、その後、隣町の善通寺商工会議所で中小企業の経営指導業務に36年間携わってまいりました。これまで職業として農業に関わることがなかったのですが、偶然、多度津のこの地域のオリーブ栽培への取り組みを知り魅力を感じていました。
地元の友人や仲間からの助言もありましたし、行政からの援助もいただけるということあり、荒廃地状態の農地を私でも復活出来ると考えオリーブ栽培を始めました。ただ、初めての農業という不安と経営コンサルタントのスキルも渇望されている為、会計業務の仕事を行いながらオリーブ栽培を行う二足の草鞋でのスタートでした。
改めてオリーブを栽培して良かったと感じることは、これまで以上に地元地域との繋がりが深まり、この地域の一員として活動出来るようになったことです。また、もともとブドウ農家だったこともあり、改めて農業が好きなのだと今更ながら感じていますし、毎年オリーブの成長を実感出来ることは喜びの一つでもあります。
そして、嬉しいことに出荷量は年々増加しており、年を追うごとに手応えを感じています。出来れば今後は首都圏や地方の皆さんにも収穫体験などを通して魅力を伝えていければと思います。
私は組合の役員をさせていただいていますが、まだまだ蒼のダイヤの活動に対して十分に貢献出来ていないと感じています。仲間の皆様が献身的に運営していただいていることに対してとても感謝をしていますので、私もこれまでの経験を活かし蒼のダイヤがさらに成長出来るようにお手伝いしたいと考えています。

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