多度津オリーブへの想い

農事組合法人 たどつオリーブ生産組合 村井 孝行さん

「無関心から始まった
オリーブを守りたいという想い。」

農事組合法人 たどつオリーブ生産組合村井 孝行さん

私は現在も化粧品メーカーで技術職として勤務しています。蒼のダイヤとの出会いは約10年前になります。耕作放棄地になっていた東白方向山の元ブドウ畑一帯をオリーブ畑にするという構想がもちかけられたのがオリーブを栽培するきっかけになりました。その予定地のほぼ中心に、偶然ですが狭いながらも父名義のブドウ畑がありました。これまで全く触れないまま放棄していましたので、オリーブに限らず有効活用出来るのであればよいと考え、オリーブ畑にすることに賛同いたしました。実はその時点で私は、オリーブに関しては全く知識も関心もありませんでした。
そんな私でしたが今はオリーブにまつわる様々な知識や知恵が増え、他の果樹栽培にも大きく役立つと考えるようになって来ました。そして、オリーブの栽培方法のみならず、広くオリーブ関連のことに関心を持つようにもなりました。これも、共同作業を通じて地域のメンバーとこれまで以上に親しくなり、お互いに協力していることが影響していると感じている。この経験は私にとってオリーブ栽培を行わなければ得ることが出来なかった大切な財産だと感じています。
また、搾油仕立てのオリーブオイルを味わえることは最高のご褒美です!これは栽培に従事する人間だけが得られる特権ですからね(笑)。
最初は全く興味がなかった私ですが最近はオリーブ栽培のことばかり考えています。オリーブの樹は本来害虫が少ない樹木なのですが、日本固有の天敵であるオリーブアナアキゾウムシは繁殖のためにオリーブの樹に穴を開けて卵を産みつけ、オリーブの樹皮や実を食べてしまい、最終的には枯らしてしまいます。有効とされる樹周りの除草を徹底し、オリーブ畑周辺の雑木・雑草の除去も行い、これまで以上に調査、研修等で防除法を確立していきたいと思っています。
地道で大変な作業はではありますが多くのファンの方からの声を支えにして、これまで以上にクオリティの高いオリーブオイルを提供出来るように頑張っていこうと思います。

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