多度津オリーブへの想い

オリーブを摘む農事組合法人 たどつオリーブ生産組合 秋山豊子さん

一世一代の覚悟、じゃないところが、
オリーブのいいところ。

もともと実家がぶどう農家で農地を人に貸していたんですが、家庭の事情などもあって数年前に土地が返ってきました。その時は、もう農業は終わりにしようかとも考えたんですが、やっぱりご先祖様が育ててきた土地を放っておくことはできないと思い直したんです。オリーブだったら県からの補助もあるし、畑を続けていれば土地も荒れることなく周りにも迷惑をかけずにすむんじゃないか、という気持ちで始めました。最初に90本ほど植えたんですが、はじめの頃は水やりの加減がわからなくて大変なこともありました。木が小さい時期を乗り切れば除草の手間も軽くなるし、私ができるんだから誰でもできると思いますよ(笑)。はじめてから4年目までの収穫は微々たるものでしたが、今ではたくさんの収穫が出来るようになりました。
正直はじめは、海のものとも山のものともつかないものに大きな投資をするのはちょっと気が引けました。枯れてしまったらぜんぶ台無しだし、大きなリスクを抱えればそれだけでストレスになってしまいますから。だから農地専用の水道も引かず、バケツに水を入れて尺で水やりをしています。苗木の購入には県から助成金も出ましたし、たどつオリーブ生産組合の仲間に手伝ってもらえるし、ひとりでも無理なくできていますね。また、加工・販売会社の設立で収穫から加工まで私たちが責任を持つ事が出来ることも喜びです。もっと面積を広げていこうというつもりは特にないんですが、やっぱりオリーブのクオリティにはこだわっていきたいです。小豆島をはじめいろいろな土地のオリーブを食べて研究もしています。こんな事言っていいのか分かりませんが、世の中には実の大きさにバラツキがあったりする、色が悪いものがたくさんあります。私たちが作るものはどこにも負けないし、妥協もしません。これからも多度津にしか作れない、大粒で質の高い実を育てることが私の今の夢です。

農事組合法人 たどつオリーブ生産組合 秋山豊子さん
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